晴れた日にツーリングするのが普通かと思いますが今回はタイミング良く?大雨のが降る事が分かり、急遽ではありますが雨の走行でトラブルが起こらないかのチェック走行してきました。最近は梅雨なのか?という位に雨の日が多いのでツーリング中に雨に降られる事を想定し現在のセッティングが雨で調子悪くなるのか?を試してみたくて、東北のロングツーリングを控えている事もあり出先でトラブルが無い様に今の内に確認しておく必要がありますね。雨が降っている事から状態がどう変化するのかチェックできる事から都合が良かったので思い切って走った事から様々な事が分かりました。📷以前の雨でプラグがカブった事からジェット値を1段下げて138・40にして走ってみました。最初は晴れ状態で走ってのチェックですが雨が降る前の走行チェックにて30~40kmを走った上でチェックしてみると色的にはもしかしたらスロージェットは少し濃いのかもしれないですね。吸気側の中心電極の焼け色はやや黒い部分があるので濃いかもしれませんが全体の焼け色は良い感じの範囲かと思います。
ただ今の所ではエンジンのセル1発始動は問題ありません。全体として少し濃い様なのでスクリュー調整により少し薄い値へ、1/4程度回して薄くしてみました。📷📷その他今回のツーリングで新たに気が付きましたがヘッド上へオイルを送っている部分からオイル漏れ・クラッチ側のサイドカバー接合部からオイル滲みを起こしているのを発見…。乗っていると諸々いろんな箇所から不具合が出てきていますね。中古車といえばこんな物なのでしょうか、車載工具としてレンチ類は積んでいたのでヘッド上はその場で確認するとやや緩み気味だった事が分かり増し締めし、その程度で直れば良いのですがこの辺りも帰ったら見直しましょう。振動が大きいのでビス類は緩み易いとは思いますが、出先で起こると焦りますよね。📷📷 グンマーの秋名山(榛名山)へ。毎回ですが行く峠は大体イニシャルDの峠です(笑)
激烈な大雨の中を初めて走ったので峠を楽しめる事もなく、予想以上に雨は過酷だった事に新たな発見ができました。自転車(ロードバイク用)の防水バッグはびしょ濡れになるので使い物にならなかったり、思っていたよりもキャブレターには水が掛からないのでパワーフィルターにフィルターカバーは必要無いかもしれない?でタイヤの水しぶきが結構凄いのでフェンダーがあるからといっても思いもしない所に水が掛かる(ドラレコ本体の配置箇所の見直し)等。
そして気温20℃でもバイクで走ればかなり寒く、長袖にプロテクター+ジャケットという状態に雨具でもかなり寒いのが分かりました。東北ツーリングでは寒さ対策も結構考えさせられました。今の内にヒートグリップを取り付けていた方が良いですね(Amazonポチポチ…)。ダウンジャケットやヒートテックもカバンに準備しておく等、バイク乗りならそろそろ必要になる季節かもしれません。そうした発見もできてロングツーリングの準備に新たな発見をしました。📷 これだけの大雨が降ってきて約50~60km走った程度でしょうか、雨の影響でカブって調子が悪くなると思ってましたが特にプラグはカブってはいないですね。カブる事については天気は関係無いみたいでジェットのセッティング次第みたいです。先程スクリューを1/4回し薄くした事もあり写真では分かり難いですが中心電極の部分的に黒くなっていた箇所は無くなり全体的に茶色になっていますが電極周りはやや白くカーボンが干乾びて粉を吹いた状態になっていますね。今だと薄い様なので今度は1/8程度濃くして帰る事に。
今回はテスト走行でしたのでこのまま帰宅。新たにテストとして帰りは初めての雨降り高速道路走行。雨の日の高速は二度と乗りません(笑)怖すぎます!怖すぎるので1区間で降りて帰る事に…。
📷これだけの大雨でもセル1発始動に変化は無く安定した動作良好は変わらずに走り帰りました。
スクリューの調整は途中で1/4薄く→帰りの際に1/8濃くしているのでスタート時から1/8薄くなっている事になりますが、プラグの焼け色で判断する限りでは天候の影響を大きく受けない様ですね。ただ榛名山でチェックした時より中心電極は少し白っぽくはなっていますので濃くすべきでしょうね。スロージェットはスタート時より薄くなっているはずですが濃い焼け色になっているので雨によりやや濃くなる傾向の様ですね。
今回のテスト走行ですとメインジェットは少し濃くした方が良さそうなのでスクリューを濃い目に調整(元の2回半)するか、そうなるとスロージェットは濃い様なので1段下げると焼け色的にバランスが取れるのかもしれないですね。次はスロージェットのみ38に下げてチェックしてみます。
📷帰った後でパワーフィルターを外しチェックしてみると直接雨に濡れている訳ではないのですが水飛沫でキャブ周りに水滴が付いていたりフィルター自体も湿っている様だったので長距離走行で不安があるのでカバーを付けておくとトラブル対策にもなり安心かもしれないですね。
フィルターを取ると直キャブ状態になるのですが、この状態でエンジンを動作させてキャブが空気を吸い込む状態を吸気穴に手で触って確認すると意外に強い力で吸う事が分かります。そして密閉するとエンストしますので、この辺りがフィルターが濡れて空気が吸い込み難くなると調子が悪くなる原因が分かりますね。しかし50mm径キタコ製パワーフィルターのカバーって販売にありませんよね。販売に無いのであればこれは自分でカバーを作るしかないのでしょうか…。
バルブクリアランス調整
📷 以前の練習で作業手順は覚えたので本番です。とは言ってもバルブクリアランス調整はとても簡単なのでサービスマニュアルで確認しながら進めれば誰でも簡単にできる事と思います。📷 やり難いかもしれませんがガソリンタンクを外さなくても調整は可能です。排気側は問題ありませんでした。📷吸気側も特に問題無し。設定を変える必要は無さそうですね。
特に今回は規定値を変える事も無く終了。改めて行うと簡単でした。
チェーン清掃
📷 ロングツーリング前にチェーン清掃です。動力を伝う部分が汚れているとパワーダウンに繋がりますね。チェーン清掃は1回目の方をブログに書き忘れてて実際には今回で2回目になるのですが、今回の記事では1回目に行った際の写真等を乗せております。
この250TRの購入時に残念だった事として、購入時にタイヤ交換を前後されているのですがチェーンやスプロケット等は一切清掃されていなかった事がとても気がかりです。車輪を外す際に汚れ等を見て確認している部分だと思いますが、クリーニングせずそのままの状態で戻されている様です。📷歯の黒い部分は全て汚れです。チェーンクリーナー&ブラシを使って綺麗にしていきます。
📷エンジン側には非常に汚れが積もっており凄い事になっていました。恐らく自分が今回触るまで一切ノーメンテだっただろう事が想像できますね…。
自転車等を乗られている人は分かると思いますが、チェーンに油を足したらペダルが軽くなった!との体験をした人も多いかと思いますので分かり易い例えと思いますがバイクでも同じです。動力に余計な力を必要とするロスが生まれるという事は各所パーツに余計な負担が掛かり無駄にパーツが消耗する・ロスしている分燃費が悪くなるとの事なので地味に大事にしたい所ですね。
📷さすがに新品同様の輝きとまではいきませんがクリーン後はやる前とで大分変わりますね。クリーニング後はチェーンルブ(油)を指して完了です。走行上で体感はそれ程大きくは感じないのかもしれませんが低速~ストップ時にエンブレが軽くなったかの様なスムーズな動きを感じますね。
ウインカー交換
📷 250TRを長く乗られている方は恐らく必ずウインカー交換を一度行っていませんか?ウインカー本体がゴムでできている事から大事に乗っていても日光等でゴムが劣化して硬くなっていき亀裂が入ってきて折れると思います。自分のウインカーも今回のツーリング途中でいつの間にかヒビ割れを起こしてガタガタになっていた為、交換用にAmazonで売っていた4個入りのウインカーを購入し交換。
リアウインカーのみ交換して動作を確認すると点滅が早くなりますね。見落としをしておりましたがこちらの製品は確認すると本体のバルブが12V10Wで、純正は12V21Wである事から消費電力が減って抵抗が減る事からハイフラ現象と呼ばれる動作が起きる様です。しかしアマゾンで販売されているウインカー類は12Vと表記があってもW数まで書いてある事があまりなく、見落としをしてしまいこうしたトラブルは多いと思うので解決策として参考下さい。大体の販売されているウインカー類を見るとW数の表記が殆どありませんので記載してほしいですね…。
📷その為別売りの21Wバルブを購入し交換する事で元通りの点滅速度に直りました。こうしたミニタイプは交換用のバルブが少ない事も知り、形状が好きでなければ交換の選択肢としてあまりお奨めできないですね。出先でバルブが切れた際、近くの販売店で入手する際にお店に置いていない可能性も出てきます。またW数だけでなくLED等の消費電力が低いウインカーに交換しても同じ様なハイフラ症状が出る様です。点滅がかなり早い状態での走行は法律で整備不良になるので気を付けましょう。抵抗を挟んで組み込むかリレーをウインカーに合わせた値へ交換する等の手間隙が掛かりますのでLED化しない限りはバイク本体のW数に合わせてウインカー本体を交換した方が余計な事をせず楽に交換できます。
パワーフィルターカバー製作
キタコ製50mm径のパワーフィルターカバーが市販で見つからない為、何かを使ってフィルターカバーを作る事になりました。とは言ってもサイズ的に丁度良い物が都合良く見つかる筈もなく、どの様な物を流用して製作すれば良いのか悩んでいた所に手元に良いサイズの物が見つかりました。
📷 ブリッジ等の細かい部分の清掃に使う綿棒なのですが、入れ物がかなり良いサイズに見えた事から試しに中身を出して確認してみる事に。
カバーを付けたフィルターは雨の日でしか使わないので同じフィルターを注文し、その1個を雨用にカバーを付け改造する事にしました。📷📷するとどうでしょう、このタイミングでこの丁度良い大きさ!笑
綿棒のケースはある程度の硬さがあり弾力もあるので走行中に簡単に割れたりする事はないでしょう。多少はエポキシで補強し、空気穴を空けてパワーフィルター本体に接着すればかなり丁度良いフィルターカバーになりますね♪しかし一度接着で付けてしまうとカバーが外せないのでフィルター清掃のメンテナンス性に難が出るので常に使い続ける物ではなくあくまで雨用だけに使うフィルターとして使用する事が良いでしょう。そして雨が降るか微妙な日は普通のフィルターと一緒に常に持ち歩く事になる?でしょうね…笑
各種メンテナンス
📷 その他、クラッチカバーのオイル滲みも単純なビス緩みでないかのチェック。マフラーが邪魔をしてビスを回せない事からマフラーの取り外し。ビスが錆びていたり中がやや汚れている等の使用状態の確認もできますね。オイル下がり等の症状は排気側から確認ができる様です。こちらは問題無いですね。しかし純正マフラーはかなり重い!マフラー交換は音や見た目を変える以前に軽量化にも繋がるでしょう。あまりの重さに驚きました。📷こちらも意外でしたが実際に締めてみると全体のビスはほんの少しは締め込めて、そして1本だけ軽く止まっているビスがあり驚きました。仮止めから増し締めを忘れていたのでは?と思う様な箇所があり冷汗ものです…。自然に緩んだのでしたら分かるのですが他にも気になる点として250TRの純正ビスって黒く塗装されているビスが使われていると思うのですが、クラッチカバー側の下側に付いているビスがどうも純正の物と違う普通のビスの様なのでビスを交換した事がある?のでしょうか。中古車なので以前に何があったのかは分からないですが一度触った事があるのは確かな様です。緩みは今の段階で気が付いて良かったですね…。📷 ヘッドのオイルラインのクリーニング&オイル漏れの修理でガスケット交換です。パイプも詰まり気味になっている恐れがあるのでクリーナーを使ってスムーズなオイルラインになる様にクリーニングしました。Oリングも交換です。📷エンジン側もオイル漏れしているので確認してみるとかなり気になる部分を発見。穴周りに残っているオイルはOリングから食み出たオイルが劣化して残っているだけだと思いますが内部にもやたら黒いオイルが残っていたのが気になります。
エンジンオイルは交換したばかりなのでこのオイル色は有り得ないのですが、オイルラインがスムーズで無い事からオイルが残ってしまい、熱などで部分的にオイルが劣化して残る状態?かと予想しております。その部分で詰まり気味になりOリングの隙間等に負担が掛かりオイルが漏れる?のでしょうか、購入直後からブログにも書いていましたがやたらオイル漏れに悩まされますが恐らくこの状態ですとオイルの通過経路が汚れ等の何かしらの理由でオイルの通過を妨げているのかもしれません。エンジンを空けてオーバーホールするか、丁度これから冬になるので柔らかいエンジンオイルに交換すると粘りがサラサラになる分、オイルの通過がスムーズになり漏れなくなるのか試す必要がありそうですね。
諸々整備本を読んで調べたりするとカワサキ=オイル漏れみたいに言われている原因は初期で付いているガスケット類があまり良い耐久性をしていない様な記事を読んだ為、オイルが漏れる位の製造精度ではなく付いているガスケットが弱い様に書かれています。どちらにしろ耐久性が良いガスケットを最初から付けててくれって話ですけどね…。笑📷プラグも何度も焼け色実験→クリーニングの繰り返しと実験していた事もありこの機会に新品へ交換。
とりあえずはギリギリでしたが東北を周るツーリングに準備が完了しました。トラブル無く走りきれるか、緊張しますがやるべき準備はできたので事故に会わない様に安全運転でゴールしますね。📷整備練習用で購入してる予備エンジンも腰上オーバーオールの練習をしています。今後オイル漏れが酷くなる様ならエンジンを降ろしてオーバーオールしガスケット類は全て交換でしょうかね。その辺りは後程。
読んで頂きありがとうございました♪
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