XJR 1200 キャブレターオーバーホール&タイヤ交換&バッテリー交換
- Draw a New Sound
- 2019年3月21日
- 読了時間: 6分
購入したばかりのXJR 1200ですが、エンジン関係は動作も良さげなので大掛かりな事はしないでも良い様に思いますが現在まともに乗ってないけど早速メンテナンス。
中古車を購入したらここはメンテしておきたいキャブレーターのオーバーホール。
長い月日を放置された車両はガソリンの流れる部分が劣化で詰まっている可能性があり、エンジンが掛からない・動作不安定は大体キャブレターが原因です。
「定期的にエンジンを掛けた方が良い。」と言われる理由はこうした燃料ラインを定期的に流す事でガソリンの劣化固着を防ぐ為です。
1.タンク外し
📷最初にタンクを外します。
タンクはシートを外した後の12mmボルトで固定されているビスを外します。 📷外した後は固定部分を持って、後輪方向に引き抜く様な感じで動かしていくとスムーズです。メンテする際、ガソリンが入っているとその分重量が増して重くなるのでガソリンが少ない状態でタンク外す事がお勧めです。📷フューエルコックから2本。太いホースと細いホースを抜きましょう。細いホースはフューエルコックからでなくマニホールドから抜くとやり易いでしょう。
📷タンクを持ち上げて緑のカプラを外し、フレーム外にケーブルを解いてタンクを持った際に本体に引っ掛からない様にしましょう。タンク裏側から2本のホースが繋がっていますが、この2本はどこにも繋がらない部分になります。タンク側から抜くかホースを引き出してタンクを外していくかのどちらかになります。
2.キャブレター外し
📷タンクを外した後はいよいよキャブレターの外す作業です。
むしろ外す作業・取り付ける作業の方が大変なんです・・・笑📷📷キャブレターに繋がるビス類を全て外しておきます。マニホールドのビスは多めに緩める程度で問題ありません。
📷キャブの取り外しはそのままでは困難なので、エアクリーナーBOXのボルトを外して後輪方向にずらしておくとスムーズにキャブレターを外す事ができます。
3.キャブレターオーバーホール
📷 パーツの外装はしょうがないですが内部の見た目が綺麗なだけに、キャブレター自体もオーバーホールが必要か?と思う様な結構綺麗な状態です。📷外した後のマニホールドに割れ等は無い様で、交換されたのか本当にメーターの走行距離は実走行かもしれないですね。
📷 キャブの中身は非常に綺麗です。本当にオーバーホールするまでの必要は無かったかもしれないですね。📷内部は問題無さそうなので最低限ジェット類の洗浄。そこそこ汚れていた様で洗浄液が青くなっております。
📷 状態が良かった事からフューエルラインのクリーニングをして組み直し完了。オーバーホール歴があるのか、20年以上も前の車輛とは思えない状態ですね。📷 この後の組み付けが大変です。一番はアクセルワイヤーが大変ですが慣れでしょう。組み付けも多少コツの様な物はあるかもしれませんが、マニホールドをキャブホール内に巻き込んで取り付けない様に注意し戻していきましょう。フレームに傷が付かない様に布や段ボールを敷いているとやり易いです。📷オーバーホール前もプラグの焼け色をチェックしたら薄い値の様だったのでジェット類が詰まって燃料の流れが少なくなっていると予想していたのですが、オーバーホール後もそこまで焼け色は変わらず。結果としてはオーバーホール自体の必要は無かった様です。プラグも交換されている様で、プラグも綺麗な状態でした。
マフラーも交換されているので排気抜けが良くなってその分薄い値になっている様ですね。恐らくメインジェットが1段か2段位は上げられそうです。
しかしオーバーホール後はエンジンの安定感も良くなった気がします。特にアクセルを入れた吹け上がりは音が気持ち良くなりました。でも元々速い車種なので、バイクらしい音が出る回転数まで使わない(速過ぎるから使えない)のですけどね・・・笑
4.タイヤ交換
📷 中古車を購入したらタイヤの消耗具合はぜひ見ておきたいポイントですね。溝が残ってるから大丈夫!とはいきません。
バイクは転倒=怪我や最悪死亡するものですから、タイヤは「まだ使えそうだから。」とケチっては本当にいけません…。バイクで走行中のバースト・パンク等は自分の死亡事故、誰かを巻き込んでの死亡事故に繋がる危険があります。
自分が購入したXJRもタイヤは全然ダメ、前輪は溝内が全体的にひび割れ、後輪は異常な位の硬化で硬くなっており走るには問題があるタイヤ状態になっていました。
この様なタイヤ状態でも車検に通ってしまう訳ですから、車検のチェックは相当ザルみたいですね・・・。📷
タイヤは溝の余り具合で交換するのが普通ですが、使用年月がある様で大体3年を使用期限とされている様です。ゴムが劣化で硬化しグリップに影響が出てくるので使用しただけでなく時間が経つ事でも劣化していきますので要注意です。
このタイヤは2010年製の様ですね。リアは空気圧が殆ど入ってなかったにも関わらず異常な硬さを保っており違和感のある状態でした。
ダンロップの方では説明で5年以上は点検を、10年も経っている様なら新品に交換をと記載があります。ただし目安という訳ではありませんと注意書きもあるので使用条件により異なるとの事です。
📷古いタイヤの見極め方として、上の写真の様な表面がカサカサとして細かいひび割れが起きているとかなり硬化が進んでおり危険状態の様です。ゴムの硬化がかなり酷い所まできており、グリップ力が殆ど機能しなくなる位硬い様なのでこの様な状態になっていたらすぐに交換しましょう。
改めて交換に行く際は後輪は明らかに乗ってて不安定を感じました。
📷リアタイヤはパンクの修理跡もあり、パンクして空気が抜けていた様です。空気が入っていないのに、まるで空気が入っている様な硬さにまでなっていました。
📷📷 交換するタイヤはダンロップ Road Smart 3に交換しました。
そしてリアタイヤはサイズを170→180に変更しました。
ツーリング向けの長寿命タイヤです。
📷
タイヤ交換完了です。これで問題がある箇所は全て解決しました。
📷
今回タイヤ交換はさすがに自分で行うには難しいので浅草にある「SP TADAO」にて行いました。
親切丁寧で作業もその場で行えて良かったです。他にもいろんな話を聞いて楽しい時間でした♪ありがとうございました♪
5.バッテリー交換
現在付いてるバッテリーは問題無く使えているのですが端子は錆びておりいつ交換したのか分かりません。恐らく1~2年程度使ったのレベルの物ではなさそうですので交換です。📷
台湾ユアサ製になりますが交換しました。バッテリーは消耗品ですのでいつ壊れるか分かりませんから心配なので新品のバッテリーへ交換。
台湾ユアサは売れ筋バッテリーの様ですが、前に乗っていた250TRにも同じ物が付いていてノートラブルだった事から今の所はこちらを使っています。
読んで頂きありがとうございました♪
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